「The World Atlas of Wine」
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出版社 |
Michell Beazley(イギリスの有名出版社です) |
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出版日 |
2001年9月 |
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著者 |
ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン |
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定価 |
6859円 (35ポンド) |
イギリスの超有名ワインライターであるヒュー・ジョンソンのライフワークです。この第5版より、やはり超有名ワインライターであるジャンシス・ロビンソンとの共著となりました。ヒュー・ジョンソンも高齢になってきたので、自分の後をジャンシスに託すということなのでしょう。
それはさておき、この本は、次に紹介するジャンシス・ロビンソンの「The Oxford Companion to Wine」と同様、ワイン通となるためには、座右の銘として手元に置いておく必要のあるものでしょう。世界各国のワイン産地のデータが地図とともにわかりやすく、膨大にまとめられており、非常に役に立ちます。あまり知られていないウクライナ、ルーマニアなどのワイン産地の歴史、最近話題のイスラエルとレバノンのワイン造りの現状など、マイナーな産地についてもわかります。日本についての記述は、わずか1ページですが、しかしアジアのワインとして1ページ、日本のワインとして1ページが割かれていることから考えると、それなりに大きな扱いだと言えるでしょう。
原書は苦手、という方には日本語版があります。こちらは「地図で見る世界のワイン」というタイトルになっています。ただ日本語版は、目次を見る限りページ数が全く同じです。ということは完全な翻訳ではなく、内容を省略している部分もあると思われます。監修は、ワイン本の翻訳にかけては右に出る方はいないと思われる山本博先生ですから、内容的には問題ないと思いますが、金額的にも倍ほどの値段になることを考えると、できれば原書を買われることをお薦めします。
「The Oxford Companion to Wine 2nd Edition」
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出版社 |
Oxford University Press |
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出版日 |
1999年12月 |
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著者 |
ジャンシス・ロビンソン |
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価格 |
14,868円 |
ワインの辞書という位置づけの本です。こちらはジャンシス・ロビンソンのライフワーク。彼女の知識の深さをうかがわせる本です。「これを作るにはかなりの時間と労力が要した」、と発言しているのをどこかで読んだことがあります。
厚さはなんと6.5センチ。本を開くだけで「よっこらしょ」という感じですが、中身は濃いです。単なる単語の解説にとどまらず、歴史や言葉の由来、政治的な背景、最近の流行までも場合によっては説明している、それだけで読み物ともなる辞書です。
例えば、"Oak"の意味を引いてみると、「ワインの貯蔵、熟成に使われる樽の木の種類である」というところから始まり、オークの種類の違い、それによる味わいの違い、各地の生産量の表、「アメリカン・オーク」の定義や歴史、「ヨーロッパのオーク」の産地の詳細、「樽で熟成させることの意義」さらには「ブランデーでのオークの使用」、「オーク・チップの問題」など、小さい文字にもかかわらず、4ページも割かれています。
また、例えば、「エノテカ」という単語に興味を持ったとします(日本でもワインショップの名前として使われています)。これについては、「イタリアで、比較的高級なワインを扱うワインショップのこと。カジュアルなワインを扱う"bottiglieria"や酒屋兼飲み屋を兼ねる"vinaio"と対比される言葉」と説明されています。そして「多くのエノテカでは、テースティングもできるようになっており、またおつまみもでる場合がある。おつまみ程度から本格的な料理までその店によって異なる。特定の地域のワインを扱うエノテカは、DOCシステムができたころから出てきており、古代ギリシャ語でイタリアを意味する"Oenotria"と"Library"を意味する"theke"から来ている」。ワインに関してわからないことはない、という感じです。
この一冊は、ワイン通のインテリア・アイテムとしても映えます。しかし嵩張るのも事実。実は、ジャンシス・ロビンソンのホームページで会費(1年間69ポンド、約6000円)を払って会員登録すれば、オンラインで検索ができるますよ(ジャンシスのホームページ開設1年間は無料だったのですが・・)。高いですね。残念ながらこの本の日本語版はありません。あまりに膨大であるため、彼女の代表作といえども翻訳はされないようです。
「ほんとうのワインー自然なワイン造り再発見」
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出版社 |
白水社 |
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出版日 |
2004年6月 |
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著者 |
パトリック・マシューズ |
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訳者 |
立花 峰夫 |
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定価 |
2,600円 |
ワイン生産者や、業界専従者のみならず、ワインをもっと深く知りたい、本質を知りたいと考えている消費者にとっても重要な一冊です。
プロ・アマ問わず、ワインのことを知っていると思っている人々にとって、この本の深さに出会うとショッキングでさえあります。いかに表層しか知らなかったかと思わせるはず。 訳者あとがきに「『ほんとうのワイン』は奇妙な本である。歴史あるイギリスのワインジャーナリズムの系譜に連なる一冊ではあるものの、 先行するどの書物にも似ていない。ワインブックの基本属性がジャンルを問わず、「退屈」となってしまった今日において、 『ほんとうのワイン』ほどに読ませる作品はなかなか例がない」と書かれています。
確かに、その通りだと思います。アメリカ人たちの偉大なワイン造りに対する情熱や挑戦を紹介しながらも、 視点は「自然なワイン造り」という永久不滅なテーマに据えられているからです。
本書の構成もわかりやすいものとなっています。「ワインを造る」という立場から、 「場所を探す、ブドウの樹を植える、ブドウの樹を調達する、ブドウを育てる、ワインを熟成させる、ワインの欠陥に対処する」 という流れに沿って書かれている。この辺の構成などは、拙訳「ロマネ・コンティに挑む〜カレラ・ワイナリーの物語」にも似ています。 それを、よりグローバルかつ知的にしているといった趣の本です。
DVD「サイドウェイ」
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監督 |
アレクサンダー・ペイン |
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発売日 |
2006年1月 |
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原作 |
レックス・ピケット |
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出演 |
ポール・ジアマッティ、ヴァージニア・マドセン |
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定価 |
896円 |
数あるワインテーマものの映画の中で出色。ワイン好きなら抑えておきたい映画です。
ストーリーは、中年にさしかかったうだつのあがらない平凡な国語教師(でも自分の小説を出版したいという野心を抱いている)が、結婚を控えた親友と一緒に旅に出る。ワイン好きの彼が選んだ旅先は、「貧乏人のナパ」というサンタ・バーバラ地区。理由はそれだけではなく、なにより、彼はピノ・ノワール好きなのだ。そのピノ・ノワール贔屓、およびメルロー嫌悪のセリフのせいで、アメリカのワイン売り上げは一挙にピノ・ノワールに傾いたといういわくつきの映画。当初は、あまりヒットしないと思われていましたが、封切られてみると、地味だがその素朴な味わいでロングランを続け、アカデミー賞脚本賞をゲットしたのです。
「カリフォルニアワイン物語 ナパ〜モンダヴィからコッポラまで〜」
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出版社 |
JTB出版 |
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出版日 |
2001年10月 |
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著者 |
ジェームズ・コナウェイ |
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訳者 |
松元寛樹/作田直子 |
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定価 |
1,785円 |
著者は、ワシントン・ポストの記者兼コラムニストとして活躍し、ナショナル・ジオグラフィックをはじめとする雑誌に数多く執筆するジャーナリスト。 この本は、多くの資料と緻密なインタビューによって、登場人物が非常に生き生きと描かれています。
原書のタイトルは「NAPA The Story of the American Eden」で、出版から10年以上たってもロングセラーを続けており、 ナパのワイン関係者ならおそらく、みな、読んだことがあると思われるほど有名です。
ちなみに、2002年に続編ともいえる「The Far Side of EDEN」が出版されました(日本語版はありません)。 こちらも前作同様に、登場人物がかなり精緻に描かれていますが、ワインバブルを背景に、ナパに押し寄せた人たちの豪奢なライフスタイルや価値観、 ブドウ畑開発の環境破壊などに対して批判的な色彩が強く、ワイン業界の人間にはとても受けが悪かった問題作です。著者はナパで講演を行う予定をもっていましたが、 会場のボイコットにあったりし、キャンセルが続出しました。
「ロマネ・コンティに挑む〜カレラ・ワイナリーの物語」
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出版社 |
TBSブリタニカ |
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出版日 |
2000年4月 |
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著者 |
マルク・ド・ヴィリエ |
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訳者 |
松元寛樹/作田直子 |
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定価 |
2,100円 |
カレラ・ジェンセンという一本のワインに感動した著者が、ワインが出来るまでの軌跡をたどることで、カレラ・ワイナリーの歴史、 ワイナリーのオーナーであるジョシュ・ジェンセンのワイン造り、ワインビジネスにかける思いを読者とともに体験するという形式をとっています。
初心者である著者の素朴な質問に対して丁寧に応えられ、初心者にもわかりやすい内容になっているとともに、 ワイン造りのかなり細かな点にまで踏み込んでいるので、中級者にとっても興味のあるものとなっています。どちらかというとフランスびいきのオーナーが、 アメリカ的やりかたに批判的で、アメリカ式ワイン造りの問題点なども提起されているところがアメリカ事情を知る上で有効でしょう。