テースティング・レポート
2014/5/8
ヴェルジェ、ピュリニ・モンラッシェ、レ・ザンセニェール 2000
Verget, Puligny-Montrachet, Les Enseigneres
【産地】仏、ブルゴーニュ、ピュリニ・モンラッシェ
【生産者】ヴェルジェ
【品種】 シャルドネ
偉大な白はやはり熟成させるもの
堅く、引き締まったミネラルが特徴のピュリニ・モンラッシェ。この畑は一級格付けで、ピュリニの中でも 南側のシャサーニュ・モンラッシェ寄りに位置している。道路を挟んだすぐ上の斜面には特級畑のバタールが ある。
造り手であるヴェルジェは、1980年代にブルゴーニュのマコンで生産を始めたベルギー人で、 今ではブルゴーニュの代表的な造り手として認識されるほどになっている。
このワインは、ネゴシアンとして生産しているワイン。ブルゴーニュのネゴシアンは、それぞれの 農家が収穫し、醸造したワインを買いつけるというスタイルが伝統だが、ブドウの実そのものを 買い付ける方式をとっている。
以下わたしのコメントです。
『ゴージャスバランス―97点。2000年ものを13.5年後に試飲。かすかに熟成した感じだが、 まだまだ若々しい。ボリューム感のある香りはバニラ、洋ナシ、はちみつ、白桃、青りんごで非常にゴージャスであり、複雑で、かつ爽やかさもある。酸もがっしり感も酒質感も強く全体のボディが大きく濃縮感が高いグレートさ。素晴らしいワイン。若いうちでもおいしいが、待つに値する白ワイン。』
参考市販価格 |
約10,000円 |
品質 |
★★★★★ |
バリュー |
★★★☆☆ |
ほとんど市場にはないですね。2000年どころか、この畑のものは検索すると、コシュ・デュリしか出てきません。で、コシュ・デュリですので、4〜5万円ぐらいします。