テースティング・レポート
2013/12/20
カミーユ・ジロー、ヴォーヌ・ロマネ2009
Camille Giraud, Vosne-Romanee 2009
【産地】仏、ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネ
【生産者】カミーユ・ジロー
【品種】 ピノ・ノワール
若いブルゴーニュ
久々に若いブルゴーニュを飲んだ。すでに飲み頃ともいえる。だが、半 分以上残して2日目の方がさらによかった。
カミーユ・ジローというのは、名前からしてドメーヌかと思っていたが 1865年創業のブルゴーニュの老舗のネゴシアン。アルマン・ルソー、 コント・ラフォンなどの有名どころの生産者からブドウを買い付けてい るらしい。
以下、私のコメントです。
『エレガントバランス―93点。非常に複雑な広がりのあるフレーバー
を持つ。ラズベリー、ドライフラワー、濡れレンガ、火打石、クレヨン、
そして背景にはクミン、ベルガモット、バニラ。酸は無論強く、がっし
り感をもたらすミネラルも十分。タンニンは4年後には十分に細やか。
全体の線は細いが、エレガントで、長期熟成にも耐える正統派ブルゴー
ニュとして素晴らしいクオリティを味わせる。』