テースティング・レポート
2013/06/17
オーストラリア最古のシラーズの実力
シルド・エステート、ムールールー、シラーズ2007
Schild Estate, Moorooroo Barrosa Shiraz 2007
【産地】オーストラリア、バロッサ・ヴァレー
【生産者】 シルド・エステート
【品種】 シラーズ100%
オーストラリアに1840年に植えられたというシラーズ最古の畑であるムールールーのシラーズを100%使ったものだ。すでに4列しか残っていないため、年産200ケースほどしか造っていないという。
オーストラリア・シラーズ好きにはオススメな一本。
以下、私のテースティングコメントです。
『パワーバランス。ボリューム感のある香りにはカンキツ皮、黒果実、完熟カシス、ココア、そしてかすかなユーカリ。口の中でも同じ。酸はやや果汁感がある十分な酸で余韻にもしっかり残る。渋みは穏やかだが細やかでリッチで従ってテクスチャも非常にスムーズ。果実感も充実していて、全体として高いアルコール感にも関わらず非常に良いバランスを持ったグレート系。93点』