テースティング・レポート
2012/11/21
ルパート&ロッチルド、バロン・エドモンド 2009
Rupert & Rothschild, Baron Edmond 2009
【産地】南アフリカ、西ケープ
【生産者】 ルパート&ロッチルド
【品種】 メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン
南ア産のメドックワインか・・・
ご存知のとおり、ロッチルドといっても3つある。シャトー・ムートンを所有する バロン・フィリップ・ド・ロッチルド、シャトー・ラフィットを保有するドメーヌ・バロン・ ド・ロッチルド、そして シャトー・クラーク・ロッチルドを保有しワイナリーよりも 金融家として有名なバロン・エドモン・ド・ロッチルドの三社である。このワインは、 バロン・エドモン・ド・ロッチルドと南アのアンソニー・ルパートが手を組んで、かなり 以前から造っているワイン。
アンソニー・ルパートというのは・・・ネットで検索してみたところ、南アのビジネスマンで、 一代で巨万の富を築いた人物らしい。最初医学校で学んでいたが、お金がないために、学校を やめ、化学を専攻して卒業し、ドライクリーニング業から、フォーブス誌500の億万長者番付に のるほどの巨大な会社を作り上げた人物らしい。かなりのやり手だったのだろう。
一方のエドモン・ド・ロッチルドは、ロッチルド御三家の中では、ワイン業界でのプロフィール こそ高くないものの、金融業を営む、最もリッチな一族。このワインは、そんな2人が南アの 300年続くブドウ畑を買い取ってつくっている。
以下、私のテースティングコメントです。
『ボルドーバランスワイン。中〜太目のボディ。黒果実、プラムリキュール、
ピーマンのフレーバー。そしてベルガモットのフレーバーが強い感じがする以外は、
典型的なメドック。酸、タンニンもやや強めだが、うまく果実感とバランスする。
南アを代表するワインと言えるが、南アのワインに強い古木の香りはほとんどない。
状況を選ばないながら、いつでも美味いワイン。89点』
参考市販価格 |
約4,000円程度 |
品質 |
★★★★★ |
バリュー |
★★★☆☆ |
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■ルパート&ロートシルト バロン エドモン[2009](750ML)赤
RUPERT&ROTHSCHILD BARON EDMOND[2009]