テースティング・レポート
2012/9/21
セーニャ 2010
Sena 2010
【産地】チリ、アコンカグア・ヴァレー
【生産者】 モンダヴィ&エラスリス
【品種】 カベルネ、カルメネール、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランなど
チリ・プレミアムの一角
セーニャは、モンダヴィとチリのワイナリー、エラスリスとのジョイント・べンチャーとして誕生したワイン。モンダヴィとムートンがオーパス・ワンの成功をうけて、次に向かったのは南米チリ。ムートンはコンチャ・イ・トロを選び、アルマヴィーヴァをつくりだし、モンダヴィはエラスリスを選んだ。どちらが成功したかといえば、商業的にはやはりアルマヴィーヴァか。アルマヴィーヴァはエレガントさで上だが、今回テースティングしてみてセーニャはやはり素晴らしかった。
基本はカベルネ・ソーヴィニョン主体のボルドーブレンドだが、カルメネールが入っているところがチリらしいところ。
以下、テースティングコメントです。
『パワフルバランス。グレートバランス。過去10年間変わらないスタイル。風味は強い。紛れもなくチリで、茎香が強い。他に完熟カシス、シガーボックス、タール、こげ木。酸は中程度でタンニンが細かく肉厚のボディを作る。筋肉質でかつ骨格が感じられ、ものすごいパワーでグレート。97点』