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テースティング・レポート

2011/11/15


コブ、コーストランズ畑、ピノ・ノワール 2008
Cobb, Coastlands, Pinot Noir 2008

【産地】 米カリフォルニア州、ソノマ・コースト
【生産者】 コブ
【品種】 ピノ・ノワール

セリエムで修行したワインメーカーが造るワイン・・・

コブという造り手は、ウイリアムズ・セリエムで修行し(セリエムのあと、2008年までフラワーズのワインメーカーを努めていた)ワインメーカーが造っているせいなのか、非常に味わいが似ています。・・・というだけでなく、実は、自社畑であるコーストランズのブドウは、これまでもウィリアムズ・セリエムに提供してきていて、栽培家としても申し分のない力量をもっている造り手です。

「パワーバランスピノ。ウィリアムズ・セリエムで修業したのでスタイルは似ている。 ボリューム感のある香りはチョコレート、えんぴつ芯、チェリーコーク、ラズベリー、 なめし皮、刈草。渋みはかすかに収斂するがタンニンの量感は中程度。酸は強い。酸 の使い方が今一つ洗練されていないかもしれない。酸が全体から際立ち、ミネラル感 も強いので熟成を要する。抜栓時間はかなり必要。十分に息をさせると非常にゴージ ャス。

意外にも2時間ほどで酸のとげとげしさが姿を消してバランス感に目覚めた感じが あり、同時にドライフルーツ感が出てきてさらに複雑さを増す。しかし全体としては 十分に熟成させて飲んでもらいたいワイン。価格的にはかつてのウィリアムズ・セリ エムよりは、若干安めで出ているのでバリュー感は良好といえる。90点」

上級キュベに、「ジョイロード」というワインがありますが、こちらは、ナパにあるミシュラン三ツ星レストランのフレンチランドリーで、採用されている。ただ、私はこのコーストランズのほうが好み。より、セリエムっぽいからかもしれない。

参考市販価格

約10,000円

品質

★★★★☆

バリュー

★★☆☆☆