テースティング・レポート
2016/9/16
サイン・レッド2010
Sijnn Red 2010
【産地】南アフリカ、マルガス
【生産者】ド・トラフォード
【品種】 シラー、トゥーリガ・ナシオナル、ムールヴェードル他
ちょっと変わったブレンド
産地も品種も新しいちょっと珍しいワインを試飲しました。
こんなワインを大手のインポーターも、また入れるようになったんですねー。
裏ラベルでは、シラー42%、トゥーリガ・ナシオナル27%、ムールヴェードル18%、トリンカデイラ10%、カベルネ・ソーヴィニョン3%となっています。トゥーリガ・ナシオナルとトリンカデイラというのはポルトガルの土着品種だそうですが、産地は南アフリカです。南アフリカの中でも、聞いた事のないマルガスという、伝統の産地とはかなり離れた場所にあり、南アフリカでは有名なワイナリーであるド・トラフォード・ファミリーの一員であるデヴィッド・トラフォードが見出したのだそうです。検索してみると、ジャンシス・ロビンソンもこのワインに注目しているようでした。ちょっとびっくりなワインでした。
以下、わたしの今回のコメントです。
『パワフルバランス-95点。2010年ものを6年後に試飲。非常に珍しいブレンドのワイン。南仏品種にポルトガル品種の組み合わせというのは相当の組み合わせを試さないと出てこない。香りは新ダルと品種の組み合わせが妙な香りでチョコレート、モカ、鉄、血、プルーン、黒果実、黒コショウ。酸はしっかりしている。タンニンはきめが細かくボディに厚みを加えるほどリッチ。全体としては素晴らしくリッチバランス。よくこの時期でベストに飲めるワイン。』