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テースティング・レポート
2015/10/30
ブランキエット・パラダイスヒル・メルロー2001
Brankiet, Paradise Hill Merlot 2001
【産地】米、カリフォルニア、ナパ・ヴァレー
【生産者】ブランキエット
【品種】 メルロー
ヘレン・ターリーの置き土産
かのヘレン・ターリーが他のワイナリーをプロデュースしたという、その最後のワイナリーが「ブランキエット」でした。確か初リリースワインが2001年です。
非常に大きな期待で、高額ワインであったにもかかわらず自分でも2，3年間買い続けました。ワイン学校でも試飲しましたが、ブランキエットのカベルネも、メルローもひどい消毒臭がしました。あるいは農薬臭だったかもしれません。SO2だったかもしれません。還元臭と言えば簡単かもしれませんが・・・抜栓後に時間が経ってもひどい臭いですぐに「却下」でした。しばらく放っておく覚悟を決めていました。
どうもヘレンがいなくなってからのワインはかなり違ったようですが、気を取り直して試飲をしようにも日本にも入ってこなかったので触手が伸びませんでした。
今回、自分のセラーにあるワインを片っ端から処分しようという事で、しばらくぶりに試飲をしたところ、あるにはあるのですが消毒臭はかなり収まっていました。色もやや薄くなっていましたので、色素成分がきわどい成分を惹きつけてくれたのかもしれません。色素成分がワインの中では最も大きい分子ですので、引力で小さい匂い分子は引きつけられます。これが澱の正体ですが・・・
以下わたしのコメントです。またちょっと飲んでみようという気になっています。もちろん価格次第ですが。ひどい臭いの為にショップで投げ売りされているかもしれません・・・と思ってググってみましたが、全くそんなことはありませんでした。
『2015年9月）
前回試飲時と全く違う。完熟黒果実、ドライ果実、プルーン、森の下草が出て程よい熟成感。完全にカルト系のフレーバーに目覚めたかの様。酸はしっかり、渋味も程よくバランスして全体で骨格を与える。熟成に入った感じでボディのパワー感は収まっているがグレートリッチバランス－95点。
2011年5月）
2001年ものを試飲。熟成感が出ている。ということでややフレーバーのバランスが悪い時期か。チョーク、土、タバコ、ターメリックにかすかな黒果実の風味。酸味はほどほどにあるがフレッシュ感もなく、渋みは全くとげがない。どこまで熟成できるか微妙。初期のスタイルのワインと言うことでこのコメントは読まれたし。90点』
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参考市販価格 |
約20,000円程度 |
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品質 |
★★★★★ |
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バリュー |
★★★☆☆ |
初ヴィンテージが2001年といったのは、記憶違いなのか、メルローが2001年からだったのか、記憶が定かではありませんが・・・とりあず、カベルネは1999年が楽天で売られていました。メルローは2002年しかありませんでした。パーカー94点だそうです。
ご参考：
ショップ名：リカーショップ ヒラオカ
 | ブランキエット・エステート パラダイス・ヒルズ・メルロー[2002] 価格:19,440円 |
ショップ名：ワインセラーパリ16区
 | 《PP94点》 ブランキエ・エステイト メルロー パラダイスヒルズ・ヴィンヤード[2002] 価格:21,384円 |
カベルネもご紹介。ぐっと高くなりますね。2001年ヴィンテージはパーカー95点です。このショップでは1999年、2000年があります。楽天で扱っているのは、このショップのみです。
ショップ名：プレミアム酒販太平
 | ブランキエット・エステートパラダイス・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン[2001] 価格:34,776円 |
