今月のテースティング│バリックヴィル

テースティング・レポート

2015/3/26

ウィリアムズ・セリエム、アレン畑、ピノ・ノワール2001
Williams Selyem, Allen Vinyard, Pinot Noir 2001

【産地】米、ロシアン・リヴァー・ヴァレー
【生産者】ウィリアムズ・セリエム
【品種】　ピノ・ノワール

カリフォルニアにも熟成の楽しみがある

前回はコントラフォンのムルソーの2001年でしたが、今回は同じ2001年ですがピノ。昨年まで20数年間ウィリアムズ・セリエムのワインを毎年買い続けてきました。ワイナリーから直接買ってきましたが、もうやめます。創業者のバートとエドの後を1998年に引き継いだワインメーカーがボブ・カブナルでしたが、そのボブも昨年2014年に引退しました。

ボブはどう思ったのか知りませんが、わたしにとっても「もうセリエムはいいや」という感じです。

このアレンという畑は、ブドウの熟成度合いが高い畑です。同時にかなり「ミネラル感」が強いので、若くても古くても飲めます。古くなると逆に濃縮感が高まってくる印象があります・・・ピノですからね。以下、私のコメントです。

以下わたしのコメントです。

わたしのコメントは次の通りです。「エレガントバランス―94点。2001年ものを14年後に試飲。非常に複雑なノーズで、バニラ、完熟ラズベリー、完熟プラム、チョーク、鉱物、レンガ、リキュール、煮キャベツ、かすかなシトラス感がある。かなり熟成したブドウだった事がわかるフレーバー。すでに熟成が進んでいて酸も渋味もかなり穏やかで、丸い酒質とゴージャスな完熟ブドウのフレーバーを楽しめるワインとなっている。抜栓してすぐ～3日目まで楽しめてしまう。アレンは熟成しやすい畑で、熟すとそれがよくわかる。若いとフレッシュな果実感が強く、非常に硬いが、十分なフレーバーがあるので飲めてします。大事な人と。ブルゴーニュファンの人にもこのフレーバーを試してもらいたい」