テースティング・レポート
2014/3/13
シャトー・ポンテ・カネ2003
Chateau Pontet Canet 2003
【産地】仏、ボルドー、ポイヤック
【生産者】シャトー・ポンテ・カネ
【品種】 カベルネ・ソーヴィニョン主体
あまりの美味さに絶句!
3月3日に飲みました。しかし、雛祭りとは関係なく、男ばかりで飲んだわ けです・・・。
最近特に人気の出ているワインで、仮に1855年のメドック一級の格付け見 直しが行われるとすると、一級格付けは間違いないと言われているワイン の一つです。ボルドーは、格付け、というだけでストーリーになっている ので、ボルドーの人気は衰えないのです。
これまでにも、何度も飲んでいて、直近では2013年11月に飲んでいます。 いつ栓を抜くかという事は重要ではありますが、それ以上に、昨年と2014年 との違いは、このワイン、昨年の評価では「まだ硬い」という事は分かって いたので、実は今年はデカンティングしました。デカンティングでこれほど の違いが出るとは思いませんでしたが、確かに今回はその効果はあったといえましょう。
以下わたしのコメントです。
2014年3月コメント:
『グレートバランスー97点。2003年ものを11年後に試飲。30分ほどの抜
栓時間ですでに素晴らしいボリューム感のある香りとフレーバー。ノーズ
にはダスト、鉛筆芯、黒果実、スモーク、コーヒー豆。スワーリングでそ
の香りはさらに素晴らしく立ち上る。口に含むとアタックは甘く、リッチ
な重厚なタンニンと融合した果実成分が広がる完璧なボディ。酸はほどほ
どだが、全体の骨格を感じさせるには十分。フィニッシュも力強く、長く
太いアーティキュレーションを持つ。間違いなくグレートワイン。確かに
既に幾つかの一級ワインの上に行く品質だ。』
2013年11月コメント:
『ゴージャスバランス―92点。2003年ものを10年後に試飲。こちらは多少
熟成が進んだ状態のコメント。香りはリキュール、クレームブリュレ、
コーヒー豆、黒果実、プルーンにシトラス感がある。やや赤果実が出か
かっているがまだまだ元気。細かなタンニンと輪郭のある酸味。アルコー
ルがやや強めのコア成分と、果実感が漸くバランスし始めたかと思われる
が、まだまだ若いワイン。旨いワインではあるが一級ワインとは越えられない一線がある。』
2008年7月コメント:
『最近高得点頻発のワイン。収斂する渋みと強くはないが輪郭のある酸味が骨格を構築する。その骨格にはモカ、ピーマン、コーヒー豆、黒果実に加えて、完熟した果実を思わせるプルーンの風味がある。口の中ではより果実感のボリュームが強くなる。スタイリッシュなワインでもないが、いつでも飲めるワイン。しっかりと熟成もするワインでもある。93点』
参考市販価格 |
10,000円程度(購入時) |
品質 |
★★★★★ |
バリュー |
★★★★★ |
楽天で購入できます。
残念ながら2003年は、ないようですが、2004年は市場にあります。80年代、90年代の古いものもありますが、ポンテ・カネがよくなったのは、確か最近のことなのであまり古いワインに期待はできないかもです。
2009年と2010年は、パーカー100点満点をとっているので、価格が20,000円超えになっています。今後、買いづらくなっていくでしょうね。残念。
価格:19,800円 |
パーカー100点満点マグナム2009年は、投資アイテム?としてはいいかも。
価格:48,090円 |
2004年や2007年はお買い得価格。
価格:9,429円 |
価格:9,345円 |