テースティング・レポート
2013/05/17
ウィリアムズ・セリエム、ロキオリ・ピノ・ノワール2000
ウィリアム・セリエム、ハインツ・シャルドネ2005
Williams-Selyem, Rochioli, Pinot Noir 2000
& Heintz Chardonnay2005
【産地】米、カリフォルニア、ソノマ
【生産者】 ウィリアムズ、セリエム
【品種】 ピノ・ノワール100%&シャルドネ100%
実は飲んだのは、連休中のことでした。 これといって、どこにも出かけず、都内でブラブラしていたので、せめてものバカンス気分ということで、 セリエムを立て続けに2本空けました。
その後、出張ついでにソノマのワイナリーを(改築後)初めて訪問し、ワイナリーでしか飲めない ブラン・ド・ノワール、シュナン・ブラン、カベルネといった変わり種を飲みました。こちらの ほうはコメントできない程度のものですが・・・やはり、セリエムは間違いなく ピノとシャルドネ、ジンファンデルです。
以下、私のテースティングコメントです。
ピノ・ノワール
『ゴージャスバランス。パワーバランス。2000年ものを13年後に試飲。やや過熟ぎみのフレーバーのチェリーリキュール、タール、プルーン、紅茶、刈草、えんぴつ芯、ブラックチェリー、フルーツケーキ、ローストナッツの複雑さ。酸味は果汁感がしっかりで、しっかり香りとアタックに甘み。タンニンはこなれて溶け込んでシルキーでビッグな充実したボディの骨格となっている。典型的なカリフォルニアビッグピノ。まだまだ熟成できる。93点』
シャルドネ
『パワーバランス。ものすごいパワーのフルフルボディ。酸味は果実感が強くて人工的な感じはある。香りはパイナップル、バニラ、ナッツ、カラメル、カンキツだが、口の中で強烈に昆布だしを感じる。WSの白は真に海水のミネラル成分が地中に入っていると思えるほどのうまみが多い。2005年ものを7.5年後に試飲。いろいろな要素がややバラバラになっていたが、2日目にはまとまりを持っている。故に、より長期の熟成をした方が良かったか、あるいはより果実感のはっきりした若いうちが良かったパワーワイン。和食にあう。91点』
アルコール度数は、ピノ・ノワールが14.3%に対して、シャルドネが14.8%。セリエムのシャルドネは総じてアルコール度数が高いです。15%越えというのもしばしば見かけます。ですので、やはり熟成させないと本領は発揮しません。
ちなみに、ロキオリというのは、セリエムの隣にあるワイナリーで、やはりピノ・ノワールが有名です。 その昔私も訪問した時にはセラーで作業中のロキオリ爺さんが快く応対してくれたのですが、今ではテースティングルームも完備し、 こちらも田舎の造り手という雰囲気はなくなりましたね。(余談ですが)
参考市販価格 |
約20,000円程度(どちらも) |
品質 |
★★★★★ |
バリュー |
★☆☆☆☆ |
楽天では、2000年は売っていませんでしたが2001年のロキオリはありました。ハインツ・シャルドネは、マーケットにないですね。
ウイリアムズ・セリエム ピノ・ノワール ロキオリ・リヴァーブロック・ヴィンヤード" ルシアンリバーヴァレー[2001]赤 価格:18,900円 |
同じショップの同じものですが、アマゾンからも買えます。