テースティング・レポート
2012/9/04
フォントディ、キャンティ・クラシコ・リゼヴァ、「ヴィーニャ・デル・ソルボ」
Fontodi,Chianti Classico, Riserva, Vigna del Sorbo 2007
【産地】イタリア、トスカーナ州
【生産者】 フォントディ
【品種】 サンジョベーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン
フォントディの最高級キャンティは確かに旨かった
このワインは、DOCGキャンティ・クラシコであり、サンジョベーゼ90%に10%のカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドしたものである。キャンティの基準では、サンジョベーゼが75%ー90%となっているので、この条件をしっかりと満たしている。使われているカベルネは、ボルドーのラフィットから譲り受けた樹を、サンジョベーゼの樹を台木にしたものだという。
ヴィーニャ・デル・ソルボは、畑の名前で、南西向き。中でも熟したもののみを選別して使用し、発酵期間は3週間と長く、その後、フランス産の新樽50%で24ヶ月熟成させている。
以下、テースティングコメントです。
『グレートバランス。中程度のボリューム感のアロマにはドライプラム、ドライトマト、黒果実、ココア、オレンジ皮、鉄、陽にあたった砂が含まれる。酸はキャンティらしく普通に強い。タンニンは粘着性だが渋みは中程度で、テクスチャに厚みが出てボディ感が増す。素晴らしいバランスで余韻も長く申し分ない。93点』