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テースティング・レポート

2012/6/29


シャンパーニュ・グランクリュ、ノン・ドセ、2002 by ドビ
Champagne Grand Cru, Non dose, Millesime 2002 by Dauby

【産地】フランス、シャンパーニュ地方
【生産者】 ドビ
【品種】 ピノ・ノワール100%

ノン・ドセながら、凄いボリュームをもつ・・

先日、友人が持ってきてくれたシャンパン。ラベルの美しさに目を引かれるが、実は味わいはそのラベルに負けない華やかさと凛とした風格をもつ。

品種はアイ村のピノ・ノワール100%。ミレジメはシャンパーニュの優良年と呼ばれる2002年。何より、驚くのは、ノン・ドセということ。ノン・ドセ(ドサージュ・ゼロ)とは、通常ならば最後に加える糖分を全く添加していないことをいう。ノン・ドセのシャンパンは、往々にしてボリューム感に欠けるきらいがあるが、果実がしっかりとしているせいか、ボリュームもある。

造り手は、アイ村で少量生産を行ってきた、ドビ。生産量も少なく、ほとんど一般には流通していなかったらしいが、最近、日本にも入ってくるようになった。ノン・ドセは、2002年が初ヴィンテージらしい。

以下、私の以前のテースティングコメントです。 『正統派シャンパン。正統派シャンパンのプロファイル。ボリューム感のある香りには酵母、すりおろしりんご、乾燥草とかすかなカラメルが含まれ、フレーバーではしっかりとダシが加わる。酸味は強いがうまみと組み合わさると突出感はない。余韻は中程度だが、ボディがしっかりしており、どこにでも使える典型的高級シャンパン。90点』

今回は、前回の試飲より一年たっていて、その時よりも旨みが増していると感じた。

参考市販価格

8,000円程度

品質

★★★★★

バリュー

★★★☆☆