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テースティング・レポート

2012/2/27


タリー、ローズマリー・ピノ・ノワール1999
Tally Rosemary Pinot Noir 1999

【産地】 アメリカ、カリフォルニア州、アロヨ・グランデAVA
【生産者】 タリー
【品種】 ピノ・ノワール100%

カリフォルニアの隠れた(?)優良生産者

タリーというのは、カリフォルニアはパソ・ロブレの南、アロヨ・グランデという地区にある造 り手です。ジンファンデルが有名なターリーではありません。Talley・・・ピノ・ノワールとシャル ドネの造り手として有名です。ピノ・ノワールのほうがどちらかというとメインでしたが、最近で は、1976年の有名なパリ・テースティングの30年後のリターンマッチにて(2006年におこなわ れました)、「若い白ワイン部門」で、第一位になったことで、ちょっとだけ名前を知られています。 しかし、リターンマッチは赤ワイン部門にばかり注目が集まるので、あまり大々的には知られ ていないのが現状。

私は、1997年ぐらいに初めてこのワイナリーを訪れて、先物で1998年と1999年を買っていた こともあり、思い入れの深いワイナリーです。今回飲んだのが最後の一本のピノ・ノワール。先日、タリーの当 主、ブライアン・タリーが]来日したので、1999年のローズマリーの飲み頃をきいたところ、 『1999はさほど、よくなかったので、早めに飲んだほうがいい』という返事で、背中を押される 感じで最後の一本を開けましたが、まだまだいけそうな勢いでした。ただし、香りはそろそろ ピークかと思われ、非常に華やかな中にも落ち着いた熟成香を感じました。

以下、私の3年前の試飲コメントです。

『チョコレート、プルーン、黒果実、完熟ラズベリー、タールの香りに口の中ではプラム、ドライプラム、ドライトマト、ダシ香のフレーバーが立つ複雑さ。酸味はしっかりと輪郭が立ち、収斂する渋みは細かく、まだまだ粘着する。フレーバーを生み出すエキスは圧倒的ボリューム感を持っている。焦がし度の高い新ダルの風味はパーフェクトにマッチする。1999年を10年後に試飲。96点』

参考市販価格

8,000円程度

品質

★★★★★

バリュー

★★★★☆