テースティング・レポート
2012/1/15
ルロワ、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2010
Leroy, Beaujolais Villages Nouveau2010
【産地】 フランス、ボジョレー・ヴィラージュ
【生産者】 ルロワ
【品種】 ガメイ
1年前のヌーヴォー
ここ数年、積極的にボジョレー・ヌーヴォーを飲むことはありません。ボジョレーらしさというものがわからなくなってきているから。以前は、2003年ぐらいからでしょうか、ボジョレー・ヌーヴォーといっても早飲みばかりのワインではなくなっているように感じます。有名な生産者が力を入れて造っているものもあり、そういうワインは、通常のワインと同じく少し寝かせてからのほうがいいような気がするわけです。で、本日の一本もそう。昨年、いただいたボジョレー・ヌーヴォーですが、1年経って飲んでみましたが、まだまだ青々しく、もっと熟成させるべきワインだと思いました。澱も凄かった。右下写真がグラスに最後落ちてきた酒石酸の固まりです。
なにしろ、このヌーヴォーは、マダム・ルロワ作ということで、4700円という高級ボジョレー・ヌーヴォーですから、このぐらいインパクトないと、これだけの価格にはなりませんかね。以下、私のテースティングコメントです。
『フレッシュバランス。2010年ものを1年後に試飲。やはりヌーヴォーを1年後に飲んでも青青しく、熟成させるべきワインには違いない。バナナ、ブルーベリー、クローブの香りは中程度で、酸ははつらつとして果汁感も強い、渋みも強い。ヌーヴォーとして飲むと間違うワイン。しっかり寝かせて飲みたい。』
参考市販価格 |
4,700円 |
品質 |
★★★★☆ |
バリュー |
★★★☆☆ |