テースティング・レポート
2010/05/25
エスクード・ロホ 2008年
【産地】 チリ
【生産者】 バロン・フィリップ・ロッチルド・チリ
年々、品質をあげているワイン
バロン・フィリップ・ロッチルドがチリで造るワインです。初リリースが1999年で、はっきり言ってリリースされた当初は全く魅力 を感じませんでしたが、そこから9年経って結構スタイリッシュで、ハイバリューなワイ ンになって来ました。当初はカベルネ・ソーヴィニョンの比率が高かったようですが、現 在は、カルメネールとほぼ半々。カベルネ40%、カルメネール37%、カベルネ・フラン 5%、シラー18%となっています。
しかし、日本人にはカルメネールあんまり、うけないんでしょうかね。チリ・カベより、総じてうまいと思いますが。
香りとフレーバーは、黒果実、黒コショウ、ダスト、ピーマン、チョコレート、茎、えんぴつ 芯、完熟トマト。レイヤーがないが、スペクトラムは広い。各要素が良く溶け込んでいる。 口当たりはおとなしいが包み込む甘みと、際立たない酸味がよい。細かいタンニンは リッチで骨格を造るが、収斂するが上品な渋みだ。熟成もできるし、早くても飲めるオ ールマイティ。91点、
参考市販価格 |
約2500円 |
品質 |
★★★★★ |
バリュー |
★★★★★ |