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11月18日付けのイタリアのAGI onlineというサイトからです。 【要約】 |
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ジャンシス・ロビンソンのサイト、Jancisrobinson.comからです。 【要約】 世界のトップ・シャトーものは、そのワインの偉大さよりも希少さという点で値段がつけられている。またワインの質とは関係ない経済要因にも左右される。ボルドーの2002年がそのいい例だ。このヴィンテージは2003年の春にリリースされたが、当時はアジアではSARSが席捲していた(憶えていますか?)。パーカーがそのせいで恒例のフランスへの2002年プリムール・テースティング・ツアーを延期した。アメリカの輸入業者はそのせいで2002年を仕入れ損なった。多くの業者は2001年のヴィンテージを多く抱えており、ボルドー好きの消費者のワインセラーは2000年のヴィンテージで一杯でなかなか売れないという状況だった。 この状況下で売り出された2002年のヴィンテージには、ぎりぎりのプライシングがなされた。これはワイン自身の品質とは無縁のものだ。2003年は非常に天候が熱く、そのせいですごい年という評価(時に間違えているが)を得ている。これに挟まれた2001年、2002年というのは、ワイン収集をはじめるにはいい年かと思う。 どちらのヴィンテージも均一にいいとは言えないが、長期保管するだけの価値はある。2001年はどちらかというとボルドー右岸がよく、2002年の多くは左岸がいい。特にポイヤック地区だ。メドック1級のワインをケース単位で買ってもいいと思う。ラトゥール、マルゴー、ムートンといった銘柄が1ケース1000ポンド程度というのは、価値がある(2000年や2003年というのは3000ポンドもする)。 このところ出席したテースティング会で感じたのは、左岸というのは確実に、「敬意を表するに値するヴィンテージ」だということだ。9月以前に懸念されていた「熟しきらないブドウ」という心配はほとんどのワインで無用なものとなっており、ぺサック・レオニャンやグラーブの赤は、2003年春に行われたプリムールの時よりも肉厚さを増していた。シュヴァリエやマラルティク・ラグラヴィエールといったワインに顕著だったドライなタンニンは少なくなり、官能的とまではいかなくても上品といえるレベルになっていた。 2002年のヴィンテージの中で、もっともドラマティックな変化を見せたのがグリュオ・ラローズであり、その他、サン・ジュリエンのレオヴィルなどもいい。カベルネの中心地であるポイヤックの出来は非常によく、1級ワインやクレール・ミロン、ランシュ・バージュ、ピションといったワインたちがセラー入りする候補者だろう。マルゴーやサン・テステフのワインはもっと幅がある。ただ、左岸のなかでもオーメドックやリストラック、ムーリといった地域のブドウは、トップシャトー地区のものとは開きがあるのも事実だ。 右岸にいくと、ブドウの未熟さを感じるワインが多い。サン・テミリオンやポムロールのワインも推薦にあたっては保留がつく。 2002年のメルローの不出来はポムロールでは顕著で、2001年が2001、2002、2003の中では一番の出来だ。もっとも私としては、シャトー・ラ・クロワ・ド・ゲ2002年が樽よりもボトルの方がずっと魅力的に思え、2001年はもっといいと感じた。 2002年の赤ワインは、直接的かつスーパー完熟果実のフレーバーを求める人には向かないが、5年から15年ぐらいで飲み頃を迎えるバランスの取れたワインである。 |
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