Topics & Columns(2004年7月26日)

フランスもオーク木片を容認


7月23日付けのbillingsgazette.comというニュースソースからです。

【要約】
最近まで、木片をつかってワインにフレーバーをつけるというのは、フランスワインには考えられなかった。しかし、とうとう、フランス政府は、これを認め、フランスのヴィンヤード所有者が手軽に富みを得られるように容認することに合意したのである。

ワインメーカー側から提案されたこの案は、フランスの農業大臣であるHerve Gaymand氏との7月22日にもたれたミーティングで、法律家の援護もあって認められた。

ただし、これが認められるのは、AOCワインではなく、「ヴァン・ド・ペイ」レベルのワインである。これによって量で勝負する大量生産マーケットで外国の競合他社に立ち向かおうというのだ。

アメリカやオーストラリアでは一般的であるこの手法は、今まで、ヴァン・ド・ペイといえども考えられなかったのである。フランスのナショナル・ワイン・オフィスの顧問団の会長を務めるDenis Verdier氏は、「われわれの海外の競争相手はすでに使っており、これを実行できるということが必要だと考えている。もちろん、消費者にこれを使っているということを知らしめるという条件のもとでね」と語った。

【要約終わり】

ケンダル・ジャクソンのトマト祭り 


ケンダル・ジャクソンと言えば、日本での知名度はさほど大きくないですが、70年代から80年代に低位ワインを中心にシェアを伸ばし、今や大企業となっているワイナリーです。ワインとは関係ない話題ですが、ワイナリーはこんなこともしているんだな、と感心したのでここに紹介します。

要約:
辞書によると、「heirloom(家宝)」の定義は、「何世代にもわたって、受け継いできたもの」とされている。

毎年、9月はじめになると、人々はサン・フランシスコの北にあるケンダル・ジャクソン・ワイン・センターに集まって、アメリカでもっともポピュラーなフルーツの一つである「トマト」のできを祝う。一般的なイメージと違い、植物学的に言うと、トマトは野菜ではなくフルーツなのである。他のフルーツと違って、「甘くない」と感じられるのは、酸味が強いからである。だが、すべてのフルーツは糖分と酸の間のバランスをとっている。そうすることにより、すばらしいフレーバーとテクスチャーを得ているのである。

「家宝」トマトも、フルーツのこのすばらしい多様性を持っている。例えば、ところどころピンク色になった黄色の果肉をもつ黄色い皮のトマトは、一般的に普通のトマトよりも若干甘く、酸味が低い。深い紫色のトマトは、大きさは小さめで、噛み応えは堅く、フレーバーは凝縮して時としてスパイシーである。緑がかったトマトは柑橘系の味がして酸味もしっかりしている。

ケンダル・ジャクソンの料理用ガーデンでは、世界中から種をとりよせて育てている。それぞれの品種には熱烈な支持者がいて、ガーデン(庭)の伝統を子々孫々まで保存することが保証されている。

大きさ、色、形などの違う175種類以上の「家宝」トマトを庭からとってきて、フェスティバルの準備を進めている。これらのトマトは、アルカンザス旅行者、コミュニケーション社長、ドイツの女王、ハンガリーの楕円、イタリアの紫、白雪姫、ピンクのロシア117号、など変わった名前がついている。

フェスティバルではトマトのコンテストや世界中からやってきた有名シェフによるトマト料理コンクールなどが予定されている。カリフォルニアからは40社以上のレストランや飲食業者が参加し、ブルスケッタやピザ、チーズなどを提供する。オリーブ・オイルのテースティングも予定されている。チケットは一人55ドルである。
要約終わり:

モレルとブルンバーグの提携


ブルンバーグ、という名前にすぐにピンとくる方は、このサイトではあまりいないかもしれません。しかし、投資業界では非常に有名です。日本では、経済ニュース番組としてスカイパーフェクトTVやブロードバンドで配信しています。もともとは、アメリカの証券会社などに投資情報端末およびコンテンツを提供する会社であり、株式や債券のツールとして市場を席捲しています。そして、このビジネスのおかげで巨万の富を築いた創業者のマイケル・ブルーンバーグ氏は、いまやニューヨークの市長となっています。

一方のモレル・アンド・カンパニーの方が、このサイトの読者の方の間では有名かもしれません。90年代初めまでは、ニューヨークの伝統ある一ブティック・ワインショップでしたが、米国の90年代後半のワインブームに乗るかたちでオークションビジネスにも進出し、世界中に名前を知れわたらせました。オンラインでもオークションをしています。

で、この2つが提携するという話題がワインスペクテーターに載っていました。要約するほどのこともないので、概略を説明すると、ブルンバーグの端末機で、これから開かれるモレルの2回のオークションに関して、ダイレクトにアクセスできるというものです。ブルンバーグを使っている投資会社勤務の人間は26万人います。比較的富裕層が揃っているので、ターゲットを絞ってアピールするというわけです。

他のソースにでていましたが、アメリカでは資産分散化が進み、資産をワインや美術品、ヘッジファンド、外貨などでもつ割合が富裕層では13%にも及んでいるということです。ワインはとりわけ、人気で、株・債券市場が悪いときには逆にパフォーマンスがいいと。確かに、このところのボルドーのフューチャー価格をみていれば、そうとしかいいようがありませんが、落ちるときにはすごい勢いで落ちますから、リスクも高いです。この提携もそんな流れの一つです。

ボワゼもスクリューキャップ 


ブルゴーニュのネゴシアンのボワゼもスクリューキャップを使い始めるという話題。7月21日のdecanter.comからです。先週、ソムリエ協会のワイン村でシャトー・マルゴーが使うという話題を載せました。フランスでも火がつき始めたようです。

【要約】
ブルゴーニュのネゴシアン、ジャン・クロード・ボワセは、3つのAOCワインの2500本についてスクリューキャップを採用する。

「スクリュー・キャップにわれわれの未来はある」とヘッド・ワインメーカーであるグレゴリー・パトリアット氏は語った。彼は、スクリューキャップを使った1976年のメルキーレをテースティングしてからスクリューキャップの熱烈な支持者となった。

採用されるのは、2003年のシャンボール・ミュズィニ、ジュブレ・シャンベルタン、サントネ一級の2500本である。2003年に典型的なフルーティなアロマを閉じ込めておくには非常に有効だとパトリアット氏は言う。
【要約終わり】

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