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Topics&Columns (2004年5月17日) |
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スクリューキャップ・シンポジウム(NZ) ストッパー先進国のニュージーランドですが、11月に「国際スクリューキャップ・クロージャー・シンポジウム」を開催するようです。場所はマールボローです。 国内外よりスピーカーを集め、スクリューキャップによるボトル封について技術面と味わいを議論します。すでに決定しているスピーカーは、ボブ・キャンベルMWとロバート・ジョセフです。 2001年には、たったの2百万本でしたが、今年2004年、NZワインとしては20〜50百万本のワインがスクリュートップとなることが予想されています。 ニュージーランド航空・ワイン・アウォードの最終日を締めくくる催しとなります。 これはいくつかのNZのソースで伝えていたものです。消費者として、コルク臭のワインはとにかく2度と出会いたくないです。(H) フランスワインを救うAOCE議論 INAOのルノー委員長が、AOCの上に、さらに優れたワイン格付けであるAOCE(Appellation d'Origine Controlee d'Excellence)を儲ける提案をするというトピックを、以前、載せましたが、この提案の中には、AOCの中で優秀なワインに対して与えるという STE(Site et Terroir d'Excellence)の提案も含まれていたようです。 【要約】 ルノー委員長がINAOでのこれまでの4年の在職中に、フランスのワイン業界の何が悪いのかということを調査させた結果として、多くのAOCが品質基準として意味を成さなくなっているということがわかった。「消費者はAOCを信頼していない。品質が均一でないため消費者がフランスワインから遠ざかってしまっている。しかし新たなAOCと、AOCEとSTEは、消費者が良いワインを選択するための道標になる。」4月28日、80名のメンバーで構成されるINAO委員会で述べた。 さらに、改革は2005年には開始したい趣旨をのべ、すでにINAOの中には4つの委員会を設け、2004年末までには案を提出することを述べた。 インタビューの中でINAOのメンバーはルノー氏の改革案については好意的に受け止めているようであった。「過去50年間、常にアペラシオンを拡大するという傾向があった。ヴァン・ド・ペイをAOCにしたし、結局のところ多すぎたわけです」と語るのはボルドーの生産者であるドニ・デュボルデュー氏である。 AOCEはAOCの格上となるわけだが、懸念されるのは多分現在の多くのAOCは、AOCEにチャレンジもしない、しても獲得できないかもしれないということである。この場合、多くのアペラシオンはAOC格付けにとどまるわけだが、その中で傑出したワインを生産できれば、個別のワイナリーがSTEを獲得できるのである。INAOはSTEは数100のワイナリーが獲得できると期待している。 「STEが最初の案だったのですよ。20年間の長きに渡って、AOC全体で格付けを変更してくれと言って主張し続ける場合だってあるわけです。そんなときに個別のワイナリーだけでもSTEステイタスを獲得することができれば、いいワインを造ろうというインセンティブになるでしょう」と語るのは先のデュボルデュー氏である。プルミエ・コート・ド・ボルドーでシャトー・レイノンを所有している。このAOCはサテライトAOCでもあり、正当な評価を受けているとはいいがたい。 「より厳しい基準が必要です。またAOCEは、1935年に制定されたAOCシステムを覆すものとみられてはいけない。今日の流れを取り入れるものであるべきです。ただブルゴーニュでやるのは困難を極めるでしょう」とロベール・ドルーアン氏は語る。シャブリのジャン・デュリュプ氏は、「世界で最も有名な白ワインですからね。危機もないし。より厳しい新基準を受け入れたくはないでしょうね」という。 INAOは、AOC、AOCEの基準を提案することになっているが、(かりにAOCEに属することが出来たとしても)どちらの格に帰属したいかは個々のワイナリーの判断に任される。しかし、INAOはいずれにしても審査システムを導入して、基準が守られているか否かをチェックする予定で、基準に満たない場合は、格下げされる。「コントロールしようという考えなくしては、ワークしないですよ」とルノー氏は語った。 【要約終わり】 5月12日付け、ワインスペクテータからでした。ふむふむ。特にコメントはありませんが、ここはごちゃごちゃ言わず、上手くいくといいですね。(H) ワインの価格上昇か?(チリ) 5月14日にジャスト・ドリンク・ドット・コムが伝えたものです。 【要約】 2004年の収穫が期待を下回ったため、10%ほどワインの価格が上昇するかもしれないとのこと。コンチャイトロのラファエル・ギリサスティ氏は、地元の新聞に「悪天候のため、昨年より20%収穫が落ちた。コストが上がったので国内市場価格に転嫁することになる。海外市場はオーストラリアやカリフォルニア産ワインとの熾烈な競争のため価格を上げる事にはならないだろう」と語った。 【要約おわり】 先の西オーストラリアとの話とは完全に明暗を分けるものです。コストが上がるというのは、量が少なければ十分に分配できない固定費分の費用が上がるということでしょう。(H) ヨーロッパとアメリカで怒涛のアライアンス 流通効率化や、ポートフォリオに他のワイナリーを取り込むことを目的として、この業界でもかなりM&Aが頻繁に起こるようになってきてます。現在世界最大のワイングループといえば、アメリカのコンステレーション。日本にも支社を出しました。全部で3つありますが、まずは一つ目のヨーロッパのトピック。 【要約】 「この危機的状況を脱し、近代化し、競争力をつけなければならないのです。」と語るのは、ヴァル・ドルビューのジョエル・カスタニ社長。カヴィーロのセコンド・リッチ社長も、「ヨーロッパの生産者達は、コンステレーション・ブランド等に押しつぶされようとしている」と語る。コンステレーションは、オーストラリアのBRLハーディを傘下に納め、売上12億ドルの世界最大の企業となった。カヴィーロは、20000に上る生産者を代表し、2003年は267百万ドルの売上を計上。一方ヴァル・ドルビューは、15のワイン組合、135の個人ワイナリーそして2000の生産者を抱え、423百万ドルの売上である。 新たなアライアンスは、当面ロシア、日本、韓国、台湾、東欧といったエマージング市場をターゲットにする。長期的には、インドや中国などの急成長する市場の中流階級を狙う。 これは5月6日LAタイムズからでした。イタリア1位とフランス2位では、到底コンステレーションにはかないませんが、出来るワンステップということです。日本のワイン産業も強力なアライアンスを考えた方が良いのではないかと思いますね。 次にヨーロッパを代表するワイナリーがアメリカでアライアンスの話。このニュースはいくつかのソースで伝えたものです。まとめます。 【まとめ】 会社名は、ヴィントナーズ・アライアンス。2005年1月に設立予定。それぞれが持っていたアメリカの子会社を統合させる模様です。将来的には、他の「家族経営」のワイナリーとの共同も視野に入れています。 この動きは、ファミリーが築いてきたブランドを拡販というより、むしろ危機感から、ブランドを死守するために、皆が集まって、共同で物流とマーケティング戦略を考えようということです。日本の中小の生産者達が取るべきモデルはこのあたりにありそうです。 そしてさらに、これは5月1日のスペクテータが、「アライアンス」と伝えたものですが・・・ 【要約】 ジャック・セイスの妻のロサリンもアメリカ人です。アライアンスというより、ただの国際結婚ととらえた方がいいでしょう。「誠実さ」だけでは戦略的アライアンスにはなりません。多くの生産者が、フランスでもナパでもそうですが危機感を募らせて、お互いにお互いの強みを頼って提携をしている昨今ですので、何でもかんでもアライアンスにしてはいけない。しかし、まぁ、これはこれで、それぞれのワイナリーが今後どうなるのかWHATCH!(H) フランスはマジでやばいのか?! こういうことは冗談半分では書けません。5月12日にデカンター・コムが伝えたものから。 【要約】 「ワイングラスの中の嵐」‘Tempete dans un Verre de Vin’ は、5月10日にチャンネル5で放送された。ディレクターによれば、番組はフランスワインの世界市場における状況を理解している人々に対して制作されたものであったが、かなりのショックが広がったという。 「ル・フィガロやル・モンドのジャーナリスト達は、語る時にやや警戒気味でした。しかしこれは一般の人々が想像できない真実の世界。何が語られたのか、一般も生産者達も心の準備は出来ていないですね」とドキュメンタリーを作成したニコラス・グリモア ディレクターが語った。 「他の国々は、この伝統あるフランスに対して何の敬意も払ってはいないですね。ワインさえもね」とドキュメンタリーを振り返って語るのは、リベラシオンのヴァンサン・ノス氏である。 ボルドーの多くの生産者達は破産間際であり、状況は今後よりひどくなる様に描かれる。「すでにのどにナイフを突きつけられた状態の生産者もいますよ。ラングドックでさえも非常に大きな問題です。これまで問題の深刻さが認識されなかったのですが、これから10年間で、何が起こるかがわかるでしょう。」とグリモア氏。 「危機なのです。本当に。大惨事ととらえている人もいます。非常に厳しい。財務状況がだんだんと厳しくなる中で、これまで以上に働いています。文句を言いたい事は山ほど。」と語るのは、シャトー・ピコロンとシャトー・デュ・ヴァル・ドルのフィリップ・バルド氏である。 それでもグリモア氏が強調したいのは、この番組は、悲運のカタログではないということである。これまでのグローバル市場での成功や、世界を股にかける醸造家ミシェル・ロランを生み出している事実はあるのだ。「わたしの危惧は、ワインの標準化です。味わいやテロワールの多様性が失われていくのでないかという危惧です。フランス人がグローバル市場で競争を勝ち抜こうとしていくにあたってのね。」 しかしボルドーの将来について、必ずしも暗い見方ばかりではない。「この問題から抜け出すためには、わたし達のワインの品質を向上させることです。危機ですよ。しかしね、そこから抜け出しますよ」とバルド氏は語った。 【要約終わり】 頑張れフランスワイン。(H) その他のトピック 今週より、「ワイン村」に情報提供しています。次の話題も見逃せません。5月20日オープン予定だですのでそちらにアクセスください。リンクは・・・・http://www.sommelier.jp
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