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Topics&Columns(2003年11月3日)
パーカー、2002年のボルドーをコメント
10月30日付けのDecanter.comからです。
要約:
「忍耐強いワイン愛好家」のためにまとめた、とパーカーみずから語る、待ちに待った2002年のボルドーについてのコメントが発表された。
この非常に影響力をもつアメリカのワイン評論家は、「高級ワインにとっていい時代となった。魅力と見かけのアピールに欠けていたとしても、そのなかで最高のものは寝かせるに値するものだ。」
パーカー自身は、2002年物は忘れ去られようとしていると感じている。「輝かしい2003年と、すばらしい2001年、深みのある2001年というヴィンテージの間に挟まれ影が薄い。」
だが、これは投機としてではなく、自分でのむために買って寝かせておこうという消費者にとっては都合のいいものだとする。価格は90年代半ばから今までで、一番低いレベルにある。これは市場が飽和状態になってきたこと、ドルが安いこと、仏米関係、などなどの理由による。そしてこの状態はしばらく続くとパーカーは予想している。「今は買い手市場だ」と彼は結論付けた。
9月はじめの週にテースティングしたワインについては、「あまり魅力的でも、豊かでもなかった。短期的にはアピールしない。」だが、彼はこう続けた。「タンニンが強く、長く寝かせればいいヴィンテージだ。」
メドックのカベルネはいいが、右岸のメルローは「問題あり」という。
ヴィンテージの中で最高のものとなりうるワインとして、7つが取り上げられた。オーゾンヌ(ピュアで、確実に60年は持つ力がある)、ラフィット(類まれなハーモニー)、ラトゥール(伝説のワインとなりうる)、レオヴィル・ラス・カーズ(45秒も続くフィニッシュ)、ムートン(モンスター級のフル・ボディ)、パルメ(輝かしい努力の結晶)、パヴィ(驚くほどエレガントで輪郭がはっきりした)。
このリストに載らなかった1級の2つのワインは、マルゴーとオー・ブリオンだ。マルゴーは「美しい努力の結晶」としながらも真にグレート・ヴィンテージとなるための「超然とした品質レベルに達していない」。オー・ブリオンは、「クラシックな美しさ」を持っており、「砕いた石、プラム、ブラック・チェリーやベリー、イチジク、大地のアロマ」とコメントしている。
そのほか、よく知られているワインとしては、ペトリュスが「ポムロールでつくられた2002年の中では一番大きなワイン」であり、パーカーは、2002年の右岸の状況からすると、その出来のよさに非常にびっくりしたと言う。アンジェリュスは「サンテ・ミリオンの2002年の中で、最も完成され、凝縮し、刺激的なワイン」、ドメーヌ・ド・シュバリエは、「落ち着ける、勇気づけられるワイン」・・・・などなど。
パーカーは、ローザン・セグラやヴュー・シャトー・セルタン、ル・パンをテースティングしなかった。「彼らは他の人間がいる前で自分のワインを出したくなかったんだろうね」とパーカーは機嫌悪く言った。それに、ル・パンを訪れたいという彼のリクエストは、「どっかに行ってしまったようだね」。
バルザックとソーテルヌはかなり詳細に解説していて、両者とも、「2002年はこの地域ですばらしい出来、2000年から1991年のワインのどのヴィンテージよりもすぐれているだろう」としている。
要約終わり:
難しいヴィンテージなようです。他のいくつかについても紹介していますが、それはアドヴォケイト本誌をごらんいただく事にしましょう。「短期的な魅力に欠けタンニンが強く長く寝かせればいいヴィンテージ」というのは最近なら88とか93とかに近いですかね?なつかしのボルドーが戻ってくるのかと思うとわくわくですが、88など今でも渋い事を考えると、保存にかかるコストがなあという感じ。値段は相当安くないと買えないですね。一般向けではない。(H)
ブドウのエキスで皮膚がんを予防
ワインというよりも果物全般の話題ですが、個人的に興味があったのでとりあげます。11月4日付けのアメリカ、ミルウォーキーの州立大学のホームページ Centerdaily.comからです。
要約:
ウィスコンシン・マディソン大学の科学者は、果物から抽出したエキスを日やけどめに加える技術に成功したと発表した。これによって、がん予防が期待できる。
2つの実験が、先週アリゾナで開かれたAmerican Association for Cancer Reserchの会議で発表され、もう1つの実験はアリゾナ州のタクソンの科学者によって発表された。
今年、新たに皮膚がんだと診断されるケースは約130万件にのぼるとみられる。アリゾナ州立大学の専門家であるDavid Alberts氏は、「これは決して看過できない病気だ」と語る。「通常は、陽に当たらないよう、服などでカバーしてしまうという方法が考えられるが、実際にこれは難しいし、特に子供のなどではそうだ。皮膚がんのリスクを抑えるために新しい技術を活用することが、もっと必要なんだ」。
日焼け止めは、皮膚にダメージを与える紫外線をさえぎることでガンになるリスクを抑えている。さらに、細胞が悪性に変化するのを防御する物質を加える事でそのパワーを強化したいと科学者は考えているのだ。ねずみを使った動物実験では、ざくろのエキスを加えた日焼け止めを塗ったものは30%しかガンにを発症しなかったのに対し、塗らなかったものはすべてガンを発症した。ブドウの皮のエキスやレスベラトルといったものもガン細胞の形成を防ぐという結果がでている。
Alberts氏によると、これは未だ動物実験の段階ですぐに人間に適用できるかはわからないが、将来の可能性を持つものだという。
要約終わり:
シャンパン労働者の抵抗
11月7日付けのヤフー・ニュースからです。ソースはロイターです。
要約:
フランスのシャンパン・ハウスの労働者たちは、自分たちの会社であるBriout-Delbeckの不透明な将来に抗議するために大量のシャンパンをどぶに捨てると脅しをかけた。
「われわれは我慢の限界に達し、決断した。もし最近の過ちが正されなければ、在庫の一部を破壊する。」とCGTの業界労働組合の労働者であるNoel Sainzelle氏は語った。
Bricout-Delbeckのスタッフは、製造過程の600万から700万ボトルものしゃんぱんを押さえており、これは金額にして約3億ユーロに相当するものだ、とSainzelle氏はロイターに語った。また、東フランスのシャンパーニュ地方では数十人の労働者が、すでに300リットルの生産過程のシャンパンを廃棄したとも語った。11月の裁判の後にも同様のことが起こる可能性もある。
Bricout-Delbeckは今年はじめ、米国のグループにわずか1ユーロという名目的な金額で買収されたが、4月に破産した。
その際、マーケット・リーダーであるモエ・エ・シャンドンとポメリーは、133人いる労働者の95人を雇い入れ、生産設備と在庫も引き受けるという計画を実行に移した。しかし会社の前オーナーは、その計画を訴え、裁判の結果が13日に出る事になっている。
ポメリーの社長であるPaul-Francois Vranken氏は、判決で自分たちの計画が認められる事を期待しているとコメントした。
「われわれがモエ・エ・シャンドンとこの計画を提出したとき、労働問題とワイン生産者の2つの社会問題が解決したのだ。」
要約終わり:
なんだか、よく経緯がわかりませんが、フランスの労働者はいつも過激ですよね。昔ながらの「ぶち壊し(ラッダイト)」をこの現代にもやっている。
ワインは手術後の感染リスクをあげる
WebMDHealthというサイトからの10月23日付けのニュースです。
要約:
スペインの大学、University of
Jaenの研究結果では、ワインを飲んでいる男性が手術を受ける際、感染の危険が高いと報告した。
量は、4.25オンス(120ミリリットル)のグラス6杯を毎日飲んでいた場合で、通常の3倍のリスクがある。それ以上飲む人では、そのリスクはますます高い。一日9杯飲んでいる男性の場合、4人に一人は手術後に感染症にかかる。
だが、週末にしか飲まない男性では、このようなことはない。このスタディに参加した女性はそれほど多く、アルコールを飲んでいなかったため、結果には反映されていない。この報告はBritish Journal of Surgeryの10月20日号に載ったものだ。
ワインは健康にいろいろといい効用を持っているが、細菌と戦う力は弱くなるようだ。
この研究では1505人の患者のデータが集められた。ワインを飲むグループだけに感染症のリスクの高さが見られたが、ビールを飲むグループではみられなかったという。
研究を率いるDelgado-Rodriguez氏は、これだけでは何も証明した事にはならないと念を押した。
「アルコールの影響を示すためには、もっと幅広い状態の患者からの膨大なデータを集めてみなくてはならない。」
要約終わり:
ま、確かにそうかもしれません。だって、なんといってもアルコールなんですから、体にいいことばかりじゃないでしょう(開き直り?)。要は、手術をしなくてもいいようにワインを飲まねばならないということのようです。