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Topics&Columns(2003年6月2日)
絶滅動物の保護とブドウ畑
5月21日付けのThe Tribuneからの情報です。
要約および抜粋:
モンダヴィは、サン・ルイ・オビスポ(カリフォルニア州南部)、Cuesta
Ridge
Vineyardに新たに建設中の1000エーカーの畑で、絶滅の危機にある野生動物、赤足カエルのための生息地をつくる契約を米国の魚および野生動物保護局との間で結ぶ方針だ。これはカリフォルニア州で3番目だ。この契約を結ぶと、万一、自社のトラクターなどが誤ってこの赤足カエルをひき殺しても大めに見てもらえるのだ(通常、もしトラクターがカエルをひき殺すと、拘留もしくはかなりの金額の罰金が課される)。
具体的には、生息地である小川のまわりに家畜を入れないようにし、柳とハコヤナギを植え、ウシガエルなどの天敵を除く。また、この措置によって、やはり絶滅の危機にある鳥も2種類、招き寄せられるのではないかと考えられている。
要約終わり:
ブドウ畑もこの規模になってくると、環境を破壊するものという立場になっていくのだということ、そしてモンダヴィが1000エーカーの畑をサン・ルイ・オビスポに建設中だという点が面白かったのでとりあげました。
ボトルのリサイクル
どこの国でもワイングラスの処理には困っているようです。大量消費国イギリスでもそのようで、5月29日付けのThe Guardian onlineからです。
要約:
一杯のグラスは心臓にいいが、一本のグラスは環境にいいということが言えるようになるかもしれない。高速道路公団は、昨日、「グラスファルト(glasphalt)」という砕いたグラスを30%含む新素材を使って高速道路の工事にとりかかった。
ボトル・バンクに集められた膨大なグラスのリサイクル方法として開発されたグラスファルトは、Cheshire地方のM6線のジャンクション18と19の間、4キロにわたり、道路の下層部分に使われる。
600万ポンド(約10億円)のこのプロジェクトでは、140万本の空ボトル使用され、すべてこの地方のボトルバンクから集められたものである。グラスは砕かれた後、コルクやキャップ、ラベルなどを取り除き、通常のアスファルト剤と混ぜられる。
このM6は、一日約120000台の通行量のある道路で、この地方でも混んでいる線である。このグラスファルトは通常のアスファルトと同様な性能があるが、環境の一助となるために採用された。工事は12週間続けられる。
要約終わり
中国で売られている「輸入ワイン」
実は、70%は実は国産だとのこと。5月31日付ザ・ストレート・タイムズが伝えました。
中国商工業省が、北京、瀋陽、Zhengzhou、成都で行った調査結果です。4都市で50のホテルに対して行った調査で、28.6%については本物だったようです。北京では、60%は本物であったとのこと。
この報道自身は、まあ何も目新しいことではないのですが、この記事の締めくくりが「役人が語ったところによれば、ニセモノワインの品質は向上しており、区別が難しくなっているとのこと」となっているところが、私にとってはなんともいわく言いがたい感情を覚えました・・・「いいなあ」というのと「そんなこたねーだろー」というのと「そもそも何でウソをつくんだよ」という感情ですね。
「いいなあ」=日本では間違うようなワインは数えるほどしかない・・・「そんなこたねーだろー」=役人にわかるのかな、それとも日本みたいにワインを飲むのが仕事の税務官がいるのか?・・・「そもそも何でうそをつくんだよ」=そのまま。(H)
テイスティングは脳を活発にするか?
6月1日Nzoomコムにロイター伝として掲載があったものです。
<要約>
ローマのワインアカデミーのハグベルグ教授が行った実験によれば、トレーニングを積んだ人とトレーニングを積んでいない人ではワインの感じ方が違うということがわかった。
実験は、ソムリエとカジュアルドリンカーそれぞれ7名づつ集めて行われた。香りと色に左右されないように、すべて横になって、チューブからでてくるワインがどういうものかを考えさせる。そしてその際に、被験者の脳のどの部分が感応しているのかをスキャンするというものである。
結果としては、二つのグループとも小脳扁桃の部分が反応していることがわかり「喜び」を表していた。一方大脳皮質が反応し「思考」しているのはソムリエだけだった。
<要約終わり>
何でもトレーニングを積めばそれはそれなりに考えるようになるというものです。ビールとか日本酒はどうでしょうね?ワインほどには脳は活発化しないとなれば、それはそれなりに意味はあります。個人的にはワインはもう一つどこかの脳が動くような・・・例えば右脳のどこかが動いてアルファ派がでるような気がします。
話はまったく変わりますが「ワインは酔うから焼酎にする」という人が最近意外に多いということがわかりました。それはどっか違うんじゃない?というのが個人的な意見です。(H)
ワイン法改正で中国ワイン産業は輸出産業へ
そして取り残される日本という感じですが、もう一つ中国関連の記事。5月27日シャンハイ・デイリーから。
<要約>
100%ブドウから造られたものでなければ「ワイン」と呼んではいけないという法律が6月30日から施行される。中国人の舌に合うように調合されたわけだが、一方で国際水準にあわないワインを造りだしていることになり、輸出産業として育つことはなかった。中国醸造業協会のガオ・メイシュ氏は、今回の法的措置がとられることで、5000トンしかない輸出量が、増大すると見る。醸造業協会の発表では年間580,000トンの生産量のうち400,000トンは国内で消費されている。1994年から2000年までの間にワインの消費量は実に62%も増えたという報告もある。この間全世界では6.5%の伸びであった。
<要約終わり>
国内の権益を守ろうと必死、しかし新たな試みには及び腰の日本の業界。ワイン産業までも中国に追い抜かれるかもしれませんね。以前半導体関連の事業会社にいたことがあり、技術者たちは中国に仕事を求めて旅立つという例も目の当たりにしましたが、日本のワイン産業はそうならないように頑張って欲しいです!(H)