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Topics&Columns(2003年4月6日)
カリフォルニアワイン状況
3月27日と4月3日づけワインスペクテーターからまとめてお伝えしましょう。
要約:
ケンダール・ジャクソンとロバート・モンダヴィは、それぞれ900エーカーと1500エーカー以上の土地を売りに出しています。スペクテーターにコメントを出している不動産業者は、「売りに出しているワイナリーが山ほどいるということでもないし、バイヤーがつかないという状況でもない」としています。モンダヴィの方は、サンタバーバラのガレイ畑を最近売ったばかりですし、以前のヴィションのワイナリーを売ったばかり、かつてのバイロンのワイナリーは、売りに出て一年以上たった今もまだ売れていません。
KJが手放そうとしているサンタ・バーバラの430エーカーの土地は、タイガー・サラマンダーほか保護生物が生息している地域、2.2百万ドルで売ろうとしている71エーカーのナパの土地は傾斜がきつい森林地域で環境主義者がうるさい場所、370エーカーのソノマの土地は水が届かないペタルマ地区というありさまです。
モンダヴィ・ワイナリーは、最近「厳しい状況に耐えうるように」として100名=10%の従業員カットを発表しましたが、同時に状況を厳しくしているという3つの要因も発表しました。まず、経済状況。ホテル、レストランなどハイエンドワイン市場での需要が特に影響を受けているということ。次にブドウの過剰供給が価格競争と新ブランドの増殖に拍車をかけていること。最後に、物流の統合が進んで、購買側の力が強まり、生産者側に対して更なるディスカウントを求めていることなどです。
要約おわり:
モンダヴィの動きは正しいですよね。ブランドごとに生産設備を持つ必要はないですから、不要な設備は売却すればよいわけです。が、買い手がつかない状況というのは、厳しいですね。
時に、昨年はユーロ安から、ごく一部に保護主義的な動きが出てきました。現在ユーロ安は解消していますが、今年はイラク戦争問題に引っ掛けてフランスワインのボイコットなどが出てきました。業界がまったく働きかけなくても米国民が保護主義的になっています。イラク戦争といい、SARSといい、ヨーロッパではアメリカブランド不買運動はあるし、戦争が終わったとしてもその後が怖いし、カリフォルニアの生産者の気分をめいらせることは山ほどあります。一番はアメリカの景気でしょうが。
ちなみに最近様々なルートでカリフォルニアワインのオファーを受けますが、値段はずいぶんと下がっていますね。カルトなども少なくとも昨年までの価格で買う必要なないようです。まだまだ下がるとわたしは踏んでます。(H)
ジャン・ピエール・ムエックス死去
、ペトリュス、ラ・フルール・ペトリュス、ラトゥール・ア・ポムロール、マグドレーヌ、トロタノワというワイナリー帝国を作り上げたジャン・ピエール・ムエックスがさる3月28日になくなりました。90歳という齢でした。いくつかのソースで伝えていたものです。(H)
タバコ味はいかが?
「必要は発明の母」とでもいうのでしょうか。タバコはスパイスとして再生されるかもしれません。4月2日付けのロイター通信を4月7日のboston.comで紹介していました。
要約:
ニューヨーク市のレストランで禁煙が義務付けられた対応策として料理に使う方法が考え出されました。
イタリアン・レストランであるSerafina Sandroでは、"Tabacco Special"メニューを発表した。例えばタバコ入りのニョッキや、フィレ・ミニヨン、タバコとワインのソース添えや、ドライ・タバコの付け合せなどだ。また、デザートにはタバコ・パンナ・コッタ、食後酒にはタバコの葉をつけたグラッパまで用意されている。
オーナーの一人であるファビオ・グラナト氏は、「タバコがこんなにいい味だとは思わなかったよ。タバコを吸うよりも食べた方がいいね。」
メニューの開発には2ヶ月間の試行錯誤があったという。ロブスターや海老のサラダにも使おうとしたが強すぎてあわなかった。
パートナーのヴィットリオ・アサッフ氏は、これはすべて市長のマイケル・ブルーンバーグのおかげだと感謝している、と言う。彼が先週の日曜日に発効した厳しい禁煙規制の張本人だからだ。この法律のおかげで街のほとんどのバーやレストランでタバコは禁止されることになった。
このレストラン以外にもタバコ愛好家のための場所はある。トランプ・ワールド・タワーのThe World Barでは、「煙のないマンハッタン・カクテル(smokeless Manhattan cocktail)」を出している。これはタバコの味がするそうだ。
要約終わり:
わたしはタバコが嫌いですが、タバコソースなんてどんな味がするのか、ちょっと興味津々です。日本でも受けるのでは?